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更新日: 2018/05/29
新大統領によって約束された改革は分配を変えることができるでしょうか?
オーランド政府での経済産業情報担当大臣であったエマニュエル・マクロンは修業学習を改革するためのプログラムをすでに公表しています。
2016年1月、あるCFA (修業生養成センター) を訪問した際につぎのように述べています。「CAP (職能証書) をもっていれば家庭や空き家で調髪をすることはできますが、サロンを開くことはできません。この改革の目的は、それができるようにすることです。」そしてさらに付け加えて「あなたが経理の資格を持っていないということでサロンを開くことを禁じることが私の努めでしょうか? ノンです。自分で事業家になろうとしている若者にそれを禁じてはなりません。」宣言は若者の熱意を駆り立てるけれども、すでに開業している古参には不安を掻き立て、競争が増大すると懸念されています。大臣の応答では「競争についてはよくご存知でしょう。われわれはますます世界につながる国に住んでいます」。この言葉は、ある人は革新的であるというかも知れませんが、多くの若者に大統領選挙の投票箱にマクロンへの投票用紙をいれて、その勝利に大きく貢献しました。 今日、60%以上の声で選ばれた新大統領は、国会で政権をとりプログラムを実現することができるようになりました。「前進」がもたらした運動は政党となりなりましたが、「前進する共和国」はひとりの議員もおりません。理由としてはまだ数か月しかたっていないからです。
これはまだ何も失って若い大統領の新しい政治的賭けなのです。
ドイツは150万人の修業生、イギリスは80万人の修業生、フランスでは40万人の修業生です。若者の失業率はウートル・リン県では8%ですがフランス全土では24%です。これは偶然の結果なのか必然なのでしょうか。
エマヌエル・マクロンのプログラムはかなり明解な原理に基づいています。「修業学習を強化します。それはまずアクセスを容易にし、修業学習を単純にし、企業にとっても理解しやすいものにします。修業学習を強化するとは、もっと効果的にして、職場体験を専門職教育の中心にし、中級程度の資格での就職に有利な採用の道にすることです」。
国民教育に、新機軸で勇気のある措置が加わる野心的なプログラムです。特例州でのCP (Cours Preparatoire: 準備級) とCE1 (Cours Elementere premiere annee: 初等教育初年次) クラスで、学校での失敗と不平等に対処するために教師当たりの児童数を12名に制限します。
新フランス大統領はヨーロッパを活性化し、タブーと偏見を破り、簡略化した改革を望んでいます。人々はそれを信じています。
期待は大きく、議会で多数派を掌握すればそのことに成功するでしょう。