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成功のザイル仲間 (岩登り仲間)

オリジナルURL: https://www.lapprenti.com/articles/article_auto.asp?news_id=1339&one=1

更新日: 2018/05/17

ハーバード・プログラム Université Paris-Est Créteil Val de Marne (UPEC) との協働

成功のザイル仲間(訳注:岩登りでザイルを共有する仲間、運命共同体)は、若者の社会的文化的階層がどのようなものであれ、卓越した階層で成功することを目指して参加するとき、そのカギとなる高等教育にアクセスできることを目指しています。

願望、モチベーション、改革、教育と成功のザイル仲間の推進者

成功のザイル仲間 (Cordées de la Réussite) は、その結成以来、最重要の教育区画/ネットワークから出身している若い中学生、高校生の願望を促がすことを探ってきています。

将来への真のインパクトをもつ目標、これらの若者の方向付け、成功のザイル仲間のチームは、さらに発展させたい活動や仕組みを評価しながら、探求する姿勢を取り入れています。

やる気、願望に基づいての働きは、つねにザイルが動ける領域内の現実にしっかりと根を下ろしていなければなりません。しかし、ザイル仲間の「(高さを) 稼ごう、稼ごう」という精神は、高校生や中学生にやる気を起こさせ、願望を際限なく与えることを意味しています。それにともなって生まれる活動の成功がかかっている学生や個人指導者もまた、その働きの恩恵を受けています。

従来からECTS (ヨーロッパ単位互換制度) を付記できますし、その活動の記述は免許状の補足になかで付け加えられます。それは「団体、社会あるいは専門職の生活での学生の社会参加の承認」のための新しい行政文書で完全に補足として含まれています。

しかし、これらの学生の願望にやる気を促し機能するためには他のアプローチがあります。全国成功ザイル仲間の日のように、イベント組織は学生を巻き込み、いくつかの横断的な職能で仕事をするための優れた手段です。他のエコールや有名大学のプログラムとの交流は、社会参加の素晴らしい方向づけとなっています。したがって、最近では、UPEC ( パリ大学東クレテイユ) で3週間の集中授業のあとで、「科学に向けてのcap ( 職業能力証書) の東郊外」の成功ザイル仲間に参加している科学工学部の学生は、上海の最近の格付けで最高位の大学であるハーバード大学 ( 訳注: Havard Center Shanghai) ダナ・ファルベール癌センターの” 研究経験の継続的保護CURE” プログラムと同等のものとして、1時間30分にわたって是非を論じたり討議したりすることができました。

UPECのザイル仲間とハーバードのCureプロクラム

ある人々にとって馴染みのない組織

しかしながら、これら2つの仕組みは科学と科学研究での職人技を促進することを目的としています。もっと正確にいうならば、プログラムCUREはNIH (国立癌センター) によって推進されていて、癌研究を目標としています。それにたいして 「科学に向けてのcapの東郊外」の成功ザイル仲間はもっと一般的でありたいと願っていますが、それと同時に科学工学部とUPECの実験室に存在する環境と健康を取り巻く強い基軸をもっています。若者の願望を強固にし、社会への開放性を促し、少数者を前面に押すことはザイル仲間とプログラムCUREとの間にみられる第二の共通点であり、両者相まってひろく科学を通じて若者の成功を最大限にすることにつながっているのです。

ハーバードの知名度が夢を見させる!

それではわれわれの学生、成功のザイル仲間の活動家とハーバードのCUREの学生とが相互に作用することを提案しながら、われわれの仕事を極限まで後押しするチャンスを、なぜ若者の願望を利用してこなかったのでしょうか。Bac-3/+3 (訳注:バッカロレアの前3年、すなわち高等学校リセの始まりからバッカロレア取得後の3年間すなわち学士号まで) の連続性は、バッカロレア取得とともに終結するではなく、学部の初年度に成功して終わるものでもありません。学生の願望、やる気、専門的プロジェクトでの勉強がそのまま学士号に沿っていることを保障するものです。このようにして学士号の2年生の18人の学生は、2編の記事の分析を、活発で熱狂的なビデオ会議コースで、CUREプログラムの35人の学生の分析に対決させることになりました。

学生の分析

大西洋をまたがる2つの大学の学生が2編の科学記事について意見を交換しその内容を議論することを可能にしたことは、一方はアメリカの大学のハーバードであり、もう一方でわれわれはUPECであるので、一見したところ大胆な賭けであり、常軌を逸した行動にも似たものです。われわれはここで勉強の核心を願望にみているのです。

期待と不安

当然のこととして、この能力のプロジェクトに取りかかることは、われわれに不安と期待をかきたてました。上海のランキングで第1位の大学の学生が当面したこのばかばかしさと屈辱のアイディアは、準備の間中、われわれのグループのすべてのメンバーにとって英語は母国語ではない (われわれがもつ優位であるにもかかわらず) ことと、一方、われわれはハーバードの同僚の科学のレベルへの恐怖であり、恐らくはわれわれよりもはるかに優秀であることへの劣等感を感じさせました。
テレビ会議のときに記事の勉強のためである限り、アメリカの同僚がわれわれに仕掛けてくる幾つかの質問については解からないだろう。質問リストとして「どのような分野での質問を準備してくるだろう? むしろ科学的な側面に集中してくるだろうか? あるいは逆に記事よりもより一般的な点に光をあててくるだろうか?」ということが心をよぎりました。

ザイル仲間とUPECの精神を代表しているという見地から、このプロジェクトでの主役であると自分に言い聞かせて、期待されていることを最高に演じることを望みました。

責任感の習得と職業能力の成長

真剣で大切な勉強の結果、大西洋を越えての同僚との会議は見事な成功をおさめました。安心してこのようなイベントの貢献にお互いに質問しました。特にグループの親密さと効率の良さを増すことを目指して各人の強みを活用しながらグループで学習するという職業能力を学びました。
われわれは自律した学習を開拓し、深化し、科学記事の学習を洗練し、(科学での経歴にとって本質的な) 首尾一貫した批判精神を発展させ、英語の能力を強化し、プロジェクトの運営によって科学の共同体での「未来」の同僚との絆を形成しました。
これほどの、将来さらに役立つようになる習得した能力、プロジェクトによるこの教育技術のアプローチの適切さは議論の余地のない証拠です。デジタル技術、工学はわれわれとCUREの学生との間でこのビデオ会議を可能にしましたが、われわれのファイル「ドライブ」とテレビを共有することによってもっと速い仕事の共有を可能にしましたが、さらにわれわれの一方が最終会議に遠隔参加したロボットを介して参加が可能になりました。

教育者の分析

願望、社会参加: 養成における学生主役

外国の学生と直接に刊行誌クラブを準備し実現することは、英語の演習にとっても、同じように国際的な学生に対して科学の水準に対決することにとっても、明らかにやる気の要因になります。アメリカの学生の所属大学は、一般に修士あるいは学部最終学年の学生だけに提示されるこの科学記事の分析に興味を加えているに過ぎません。

この大西洋横断の交流は6月末に具体化されましたが、試験の終了後に、ある時は距離的に、ある時は現在所的に、そして「夏の仕事」の日からかなり経って、このプロジェクトによって生み出された全力投球とやる気になんらの疑問を挟むことはありません。われわれの学生の願望へのインパクトについては否定できないのですが、イベント後の数週間で計測することは困難です。

プロジェクトによるアプローチと職業能力の成長

フランス人のための英語マスターのほかに、学生の自律性を発達させるプロジェクトによる教育技術のアプローチによって、この記事のなかに示されているデータに十分に浸ることが重要であることが明らかになりました。規律の観点から、18名の学生は科学英語、癌の意味に関連する単語を勉強しましたかが、さらに記事のなかで実施されている実験の展開を分析し、提示されている結論を議論しました。このようにして結果とその仲間の実験の実技を分析して研究者の姿勢のなかに身を置くことになりました。

規律ある職業能力を越えて、横断的な数多くの能力あるいはこの準備コースで発達してきた「柔軟なスキル」があります。2編の記事を読み終えたのちに、学年の初めに提示された手順を用いて、自律したやり方で、別々の文節の仕事と分析を分け合いました。ペアの間での説明の勉強、解釈の照合、アイディアの仕事がもたらされました。

付き添い人の姿勢をとる教師は、CUREプログラムの仲間との次回の議論に準備する過程で生まれる競争心、連帯感、やる気などを確認するだけです。学生は進行を組織し、割当て、連絡し合う指示対象質問する小グループで組織することは、グループでの仕事とプロジェクト運営の能力の成長を観察する予期しない機会でした。

願望の方向性

フランスの学生と海外の非常に有名な大学の学生との絆をもたらすプロジェクトの教育技術を用いて、テレビ会議による科学誌クラブは、われわれの学生を養成の主役として、その願望を強固にし、将来においてもっとも重要な数多くの能力を発達させる方法とであることに疑う余地はありません。社会が開かれているということ、われわれが目指している機会均等という文脈から、このUPEC-ハーバードでのイベントは、クレティユーボストンでのわれわれの若い学生の専門職プロジェクトにとっては大きなリフト (訳注: バレーで男性が女性のパートナーを腕で支える演技) の願望の方向性でした。将来、われわれにそれを確信させるものになるでしょう。始まった学年については、われわれの州の目標からの出身の高校生を含めて大西洋横断のザイル仲間―CURE の会合を一新して永続させる機会でもあります。PROMOSCIENCES 会長で教育技術の副学長、生化学の会合での教師であったChristophe Morin氏、パリ大学, Université Paris-Est Créteil Val de Marne (UPEC)Dr. Maud-Emmanuelle Gilles, Beth Israel Deaconess Medical Center での研究員とCURE のメンター2年目、 Harvard University

この記事はつぎの人々の協力のもとに書かれました。Elisa Da Silva, Emilie Falchero, Espérance Koka Bokaa, Flavio Miguel Duarte Pereira, Marie-Christine El Kik, Imane Bellaha, Sandra Jaudou, Solène Tsiouazololo, Sobika Sugunasabesan, Stephen Babin, Barbara Fleurantus, Oplélie Marion, Neïla Zehani, Maraitou Drame, Sahra Brault, Maxence Marceline, Gabrielle Fritz, Axel chameaux, étudiants de Licence 2 qui ont participé au projet de Journal Club Scientifique entre la cordée de la réussite Banlieue-Est, cap vers les sciences de la faculté des sciences et technologie de l’UPEC et le programme CURE du Dana Farber Cancer Center de l’université de Harvard.

La version originale de cet article a été publiée sur The Conversation.