更新日: 2022/09/21
職業教育は、一方では各産業の発展のための人材育成、もう一方では市民の生活を安定するための有資格労働者の育成としての職業教育が企画・実施されてきました。この両者の合理的な整合性を実現することが職業指導の課題です。わが国では20世紀後半の産業の急速な発展と市民生活の向上にともなって高学歴志向が強くなり、高等学校は普通教育課程での進学準備が重要な目標となって、専門教育課程の生徒数の割合は激減しました。
学校基本調査(2020)によると本科の学科別生徒数ixは,普通科(2,357千人)が最も多く73.1%,次いで工業科(245千人)7.6 %、商業科(190千人)5.9 %、総合学科(173千人)5.4 %等です。その比率は図1に示すような状況になっています。
ix 文部科学省(2020) 高等学校学科別生徒数・学校数
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shinkou/genjyo/021201.htm 参照日 (2022.02.01)